内装リフォームっていくらくらい?費用の相場とお金を無駄にしないコツ

設計図

住みたい部屋にするためには、内装は重要ですよね。おしゃれな部屋にしたい、機能性の高い部屋にしたい、など内装に対する希望はたくさんあることでしょう。今回は内装リフォームの費用についてご紹介していきます。内装リフォームを成功させるポイントも一緒にお伝えしますね。

■人気の内装リフォームの費用相場

内装リフォームとは、壁や天井、床などの装飾、水回りの設備などの工事全般を指します。
今回は、比較的手軽に行える内装リフォームの費用についてまとめました。

・壁紙の張替え

部屋の雰囲気を一気に変えられる壁紙のリフォームは、費用もあまりかからず手軽に行えるので人気があります。壁紙の費用相場は以下の通りです。

・量産品クロス:約650~1,200円/㎡

マンションなどでよく利用されているシンプルな柄の壁紙です。

・1000番台クロス:約1,000~1,700円/㎡

1000番台クロスとは、消臭などの機能性のあるもの、色や柄が豊富な壁紙のことです。
費用は面積によって変化していきますが、大体20万円以下でおさまることがほとんどです。
壁紙リフォームは10年ほどのサイクルで行うのが目安とされています。水回りなどは傷みやすく、汚れやすいのでこれよりも早いタイミングで張替えた方が良いでしょう。

・フローリングの張替え

フローリングのリフォームも、部屋の雰囲気を変える方法として人気があります。
フローリングの価格の目安は以下の通りです。

・集成材フローリング:約55,000~10,000円/6帖

幅の狭い板を圧着して一枚の床に仕立てたものを、集成材フローリングと言います。

・無垢材フローリング:約120,000~250,000/6帖

一枚の板で作られており、継ぎ目のないフローリングです。
フローリングリフォームの費用は、大体40万円以下でおさまる方がほとんどです。
無垢材フローリングは踏み心地がよく、人気がありますが、一枚の木を加工するため価格が高くなってしまいます。集成材フローリングは複数の板から作られるので、量産しやすく安価です。張替え費用を抑えたい方におすすめします。

・間仕切りリフォーム

間仕切リフォームは、ライフスタイルに合わせて行う方が多いものです。間仕切りを設置するには、比較的工事の規模が大きくなります。
以下が間仕切りの価格の目安です。

・アコーディオンカーテン:約5,000~60,000円

アコーディオンカーテンとは、蛇腹のように折りたためる引き戸のことで、簡単に取り付けすることができます。

・パネルドア:約10,000~400,000円

パネルドアも折りたためる間仕切ですが、アコーディオンカーテンとは素材が異なり、木目のパネルを複数繋げたものを指します。木目調でデザインがおしゃれで、とても人気があります。

・壁の設置:約80,000~230,000円

アコーディオンカーテンやパネルドアは、設置が簡単ですが、子供部屋を作るなどプライバシーを重視したい場合は、壁に設置して部屋を完全に仕切る方が良いでしょう。
間仕切りの設置にかかる費用は、ほとんどの方で30~60万円程度です。
価格と目的を比較して、どの方法で間仕切を作るかを検討してみてください。

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■水回りリフォームにかかる費用

水回りリフォームにかかる費用

・キッチンのリフォーム費用相場

キッチンのリフォームで人気が高いのは、壁付け式のキッチンを対面式に交換するリフォームです。対面式キッチンは調理台がリビングと対面しているため、リビングやダイニングで過ごす家族の様子が見え、料理をしながらコミュニケーションが取れるメリットがあります。壁付け式から対面式へ交換する場合の費用相場は55~200万円、システムキッチン全体の交換は50~100万円、キッチンの移動も行う場合は100~200万円ほどかかるでしょう。
なお、最も多いリフォームの平均相場は50~100万円です。

・浴室のリフォーム費用相場

浴室にはタイル張りの在来浴室と、パーツを組み立てるユニットバスの2種類があります。
浴室のリフォームでは、在来浴室をユニットバスに交換するリフォームが最も多く、費用相場は65~150万円です。また、ユニットバス同士の交換は50~150万円、在来浴室同士の交換は50~200万円、浴室の移動も行う場合は75~200万円ほどかかります。
さらにオプション機能の追加やグレードにこだわるほど、費用は高額になります。

・トイレのリフォーム費用相場

トイレのリフォームは便器の交換や内装のリフォーム以外に、温水洗浄便座の設置なども行われます。費用相場は、洋式トイレ同士を交換する場合で15~50万円、和式から洋式への交換は15~60万円、トイレの移動も行う場合は20~60万円です。
また和式から洋式に交換する場合、便器周辺に段差があると追加工事が発生するため、費用が高額になる傾向にあります。

・洗面台のリフォーム費用相場

洗面台のリフォームは製品のグレードによって費用が大きく変動します。洗面台のみを交換する場合は10~50万円、洗面所全体の交換は20~50万円、洗面台や洗面所の移動も行う場合は20~50万円が相場です。最もグレードの高い洗面台を選ぶと、50万円以上するケースもあります。

■おしゃれな内装にリフォームするコツ

おしゃれな内装にリフォームしたい場合、これからご紹介する3つのポイントに気をつけてみてください。なかなかまとまらないイメージがまとまりやすくなりますよ。

・統一感を意識する

内装では全体の統一感がないと、インテリアなどの一つひとつがおしゃれでも、ちぐはぐな印象になってしまいます。まずはどのような内装にしたいのかテーマを決めましょう。

たとえばホテルライク、北欧風などテーマが決まると参考にしたいイメージも絞ることができます。テーマを決めかねている場合は、様々な内装コーデを調べてみましょう。自分の求めているものがわからなくても、良いと感じるものがあるはずです。

モダンなお部屋にしたい場合はクロスやインテリアに落ち着きをもたせるなど、写真などから感じられる工夫を箇条書きにしてまとめておくと、方向性がブレにくくなります。リフォーム業者にも自分の求めているイメージが伝えやすくなりますよ。

・内装の配色ポイント

内装に使う色は多くても3色までにしておきましょう。ポップな印象にしたい場合でも、色を多く取り入れすぎると散らかった印象になってしまいます。

まずは部屋のテーマに沿ったベースカラーを決めます。ベースカラーは部屋の7割程度に使う色です。一般的にはベージュ系やホワイトが多くなっています。テーマによってはブラウンやオリーブなど、他の色と組み合わせやすい色を選んでみましょう。

次に部屋の2割程度を占めるメインカラーを選びます。ソファーやカーテンなど、インテリアのテーマカラーです。
最後にアクセントカラーを選びましょう。アクセントカラーは1割未満になるように取り入れることで、指し色になります。鮮やかな色を少し取り入れると部屋が引き締まります。小物やインテリアでバランスを見ながら選んでみてくださいね。

・インテリアの工夫

インテリアはデザインや素材にこだわってみましょう。同じ素材のインテリアを使うと統一感は出ますが、メリハリがなくなってしまうこともあります。
たとえば重厚感のある金属も、ナチュラルな木材と組み合わせることで柔らかさや温かみを感じる内装にできます。

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■おしゃれで個性的な内装リフォームの例

こちらでは、人気の高い3つのテーマに沿った内装リフォームの例をご紹介いたします。

・カフェ風の内装

カフェ風の内装は、壁と照明にこだわってみましょう。壁は部屋の大きな面積を占めているため、こだわることで一気にカフェ風になります。レンガ調やタイルのような壁材を取り入れてみてはどうでしょうか。最近はおしゃれな柄のクロスも多くあるため、クロスの柄を工夫するのもおすすめです。

また、間接照明やランプシェードもカフェの雰囲気には欠かせません。ペンダントライトだけでは明るさが不十分なこともあるので、複数種類の照明を組み合わせてみましょう。
インテリアは観葉植物がマストアイテムですよ。

・ナチュラルで温かみのある内装

ほっとできる温もりを感じられる、ナチュラルな空間に欠かすことができないのは、木材です。流行に影響されにくく、誰からも好かれやすいシンプルな内装なので根強い人気があります。
内装全体を木材で統一するとログハウスのような印象になりますが、壁や天井をホワイト系にすることで落ち着きのあるシンプルな内装になります。家具も自然素材を使ったものを選ぶと、よりナチュラルさを感じられるでしょう。

ポイントとして、背が高すぎる家具類は圧迫感を与えやすいため、ナチュラル系の内装には合わないことがあります。

・インテリアを主役にした内装

あえて部屋全体はシンプルな印象にまとめれば、インテリアを主役にした内装を楽しむことができます。インパクトのある鮮やかな色のソファーや、お気に入りの絵画を主役にしたい方には内装が邪魔をしないことが重要です。

部屋全体を個性的にしたい場合はアクセントクロスを一部に取り入れるなど、散らかり過ぎない工夫を行いましょう。

■内装をアップグレードする場合の費用相場

部屋

次に、機能性の向上を目的とした内装リフォームで人気のものをピックアップして、費用の目安をご紹介していきます。

・防音の壁にしたい

本格的な防音まではいかなくとも、外から聞こえる音や生活騒音を減らすことを目的として、「遮音シートを貼る」、「内窓を追加する」といった方法がよく行われます。

・遮音シートを貼る:約150,000~200,000円

遮音シートは樹脂でできたもので、壁紙クロスや石膏ボードの下に貼ります。吸音材と一緒に使用すると、より防音効果が上がります。

・内窓の追加:約50,000~80,000円

窓の内側に、もう一枚窓とサッシを追加するという方法です。防音効果だけでなく、断熱効果も得られます。
工事は比較的簡単で、工期は1~2日程度です。

・床暖房を入れたい

床暖房には2種類あり、費用も変わります。

・電気式:約250,000~350,000円

電気によって発熱体を温め、床暖房の効果を得る方式です。
設置が比較的簡単で、費用も安く抑えられます。デメリットとしては、電気代が高くなるという点です。
水回りなど、温めたい場所を絞って設置する場合におすすめです。

・温水式:約350,000~400,000円

ガス・灯油によって温めた水を循環させて、床を温める方式です。
床材の他に床暖房対応給湯器などの付属品が必要となるため、設置費用が高くなります。しかし、電気式と比べてランニングコストは安く済みますので、広範囲に、長時間使用したい方におススメです。

・和室から洋室にしたい

和室から洋室へリフォームする場合、畳を撤去し、補修した後にフローリングを張る工事となります。工期は大体5日から可能となります。例として、6畳の和室を洋室にリフォームし、収納を確保した場合、費用は700,000~1,000,000円程度です。

■無駄な費用をかけないための注意点

設計図

内装リフォームで失敗し、無駄な費用をかけないためにも、これからご紹介するポイントを押さえてください。

・内装リフォームに強い業者を選ぶ

リフォーム業者によって、強みとするリフォームが異なります。特に小さな工務店などは、天井や壁の修繕は得意だが、内装は苦手・・・という場合があります。

内装は部屋の印象を決める大事な要素です。業者選びで重要視すべきは、「内装リフォームの実績が豊富であること」、「専門的知識を持ったインテリアコーディネーターやプランナーがいること」です。こういった業者であれば、デザインの相談ができ、希望に沿ったリフォーム内容と価格を提案できるので、安心して任せることができます。

・部分的なリフォームを避ける

費用を抑えるために、壁紙やフローリングの張替えを部分的にされる方がいますが、その場合部分的に新しくなることで、逆に全体的な汚れが浮き彫りになるケースが多いです。

後から追加で工事するよりも、一度で済ませた方が割安になり、工事期間も短くて済みます。
キズや汚れがある部分だけを見ずに、全体を見てリフォームを検討しましょう。

・サンプルでしっかり吟味する

リフォームを成功させるには、サンプルで色や質感をしっかり見ることが重要です。
小さいサンプルだけを見ると、はっきりした色や大きな柄も良く見えますが、広範囲となるとその印象は変わります。壁紙は出来るだけ大きなもので検討しましょう。

また、フローリングはデザインだけでなく、手触りや足触りの良さを重視して選びましょう。特に小さな子どもがいる場合は注意したいところです。
無垢材フローリングは調湿性と耐久性に優れ、ナチュラルな温かみが人気ですが、費用が高額になり、品質にばらつきがあるというデメリットがあります。メリットとデメリットを考慮した上で選択することをおすすめします。

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■内装リフォームを失敗しないために

内装リフォームを失敗しないために

・フローリングは手触りの確認も忘れない

特にフローリングを裸足で歩いたり寝転んだりすることが多い場合、デザインだけでなく実際に手で触ってみた感触を確認することも重要です。
また、材質によって硬さや音の反響も異なるため、小さなお子さんやペットを飼っているご家庭は、材質にも着目しながら選びましょう。

・無垢フローリングのデメリットも理解する

無垢フローリングは天然の木を使用しているため、見た目や品質が均一ではありません。
1枚1枚の異なる表情こそが無垢材のメリットですが、人によってはデメリットでもあります。均等なデザインを望むのであれば、合板フローリングがおすすめです。

・クロスの張り替えを繰り返している場合

先述の通り、クロスの張り替えは内装リフォームの中でも手軽に行えるので人気があります。
ただし、クロスの張り替えを頻繁に行うと接着剤の跡が重なり、クロスの表面に凸凹ができてしまうため、注意しましょう。
厚めのクロスや柄の入ったクロス、エンボス加工のようなデザインクロスを選ぶと、表面の凸凹が目立ちにくくなります。

・水回りの設備は使いやすさも重視する

水回りのリフォームでは、デザインや費用ばかり重視すると使い勝手が悪くなる可能性があります。そのため、ライフスタイルに合わせてリフォームすることが重要です。
また、一般的に水回りの設備交換は15~20年が目安のため、ライフステージの変化も見据えて使いやすい製品かどうかを考えましょう。

■内装リフォームのおすすめ時期

内装リフォームのおすすめ時期

・壁/床/畳のリフォーム目安

壁や床、畳のリフォームは10年が目安です。メンテナンスや使用状況によって前後するものの、多くの場合10年程度で傷や汚れが目立ちます。
特に床のへこみや歩いたときのきしみが気になりだしたら、リフォームを検討しましょう。

・水回りのリフォーム目安

水回りは使用頻度が高いため劣化も早く、不具合を起こしやすい傾向にあります。そのため、水回りのリフォームは15~20年を目安に考えましょう。
特に築年数の古い住宅は鉄の配管が多く、劣化を放っておくとサビの発生や漏水などを起こす恐れがあります。

・窓のリフォーム目安

窓のリフォームは20〜30年が目安です。窓が開閉しにくかったりすき間風が吹き込んできたりなど日常的に不便を感じ始めたら、リフォームをおすすめします。
最悪の場合、開閉する際に窓が窓枠から外れ落ち、ガラスが割れてケガをする恐れもあります。

■まとめ

比較的手軽に、部屋の雰囲気を変えられる内装リフォーム。その費用についてご紹介していきました。アートリフォームは内装リフォームでも豊富な実績をもっております。専門知識をもつリフォームアドバイザーや、インテリアコーディネーターの資格を有するプランナーが在籍しておりますので、インテリアやデザインについて安心してご相談いただけます。どうぞお気軽にお問合せください。
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