[マンションリフォーム]中古マンションのリフォームについて

解体

住まい全体を改修する大規模リフォームは一戸建てだけではなくマンションでも可能です。ただしマンションの構造により、解体できる範囲や間取りの自由度が制限されるため、リフォームに取りかかる前には確認することが大切です。今回はマンションの大規模リフォーム「スケルトンリフォーム」についてご紹介いたします。

■中古マンションのスケルトンリフォーム

はじめにスケルトンリフォームについてご説明いたします。

・リフォームとスケルトンリフォームの違い

リフォームとスケルトンリフォームはどちらも改修工事のことをいいますが、規模によって呼び方が変わります。

リフォームは壁紙の張替えや設備交換だけの簡易的な作業になりますが、スケルトンリフォームは柱や梁だけを残し、壁や内装、設備をすべて撤去し、全く新しい家に作り替えることをいいます。

スケルトンリフォームとリノベーションを同じ意味として捉えている方もいらっしゃいますが、この二つも似て非なるものです。リノベーションの内容次第では、壁や床を取り払う必要がありません。スケルトンリフォームをした際に一緒にリノベーションができるため、同じ意味として捉えられるようになりました。

・どんな工事ができる?

スケルトンリフォームは壁や床を全て取り除き、コンクリートがむき出しの状態で一から住まいを作り上げる大規模な工事です。そのため間取りを大きく変更することも、キッチンのデザインや設備を一新することも可能です。つまり「間取りや水回りを変更したい場合はスケルトンリフォームのみ」ということになります。

築年数の浅いマンションならリフォームでも構いませんが、15年以上住み続けている場合は少しずつリフォームを進めていくよりも、スケルトンリフォームで一気に改修をしたほうが費用や時間がかかりません。

・費用

マンションのスケルトンリフォームにかかる費用は工事内容や導入する設備によって異なります。とはいえ一戸建てのスケルトンリフォームに比べると骨組みの経年劣化が少ない分「想像していたよりも安く済んだ」という場合もあります。

施主の希望により設備の一部を残すこともできるので、若干費用を抑えられるということもあります。暮らし慣れた部屋の思い出を新しい住まいに引き継ぐことができるのはスケルトンリフォームの特徴の一つです。

・工期

部分的なリフォームに比べると多少工期がかかります。

まずスケルトンリフォームの検討からリフォーム業者選び、資材や設備の発注、工事などを考えるとトータルで4、5ヶ月はみておいた方が良いかもしれません。

マンションのような集合住宅の場合、工事の音や振動が近隣住民のストレスになります。なるべくクレームが出ないよう細かい配慮ができる業者を選ぶことが重要です。

■中古マンションのリフォームで注意すること

現金

・管理規約を把握しておく

マンションのリフォームができる部分は占有スペースのみです。廊下、階段、エレベーター、ベランダ、玄関ドアといった共有スペースのリフォームはできません。また工事に入る前には管理組合の承諾が必要になります。マンションによっては防音などの観点から使用できる資材が指定されていることもあるので事前に管理規約を確認しておきましょう。

・搬入経路の確認

マンションにエレベーターがない場合、大型の資材や設備を搬入する際は窓からの吊り作業が中心となります。吊り作業ではクレーンを使うので、共有スペースや他の住人の持ち物を傷つけることがないよう慎重な作業が求められます。

・お風呂のサイズ

一戸建てのスケルトンリフォームなら浴室のサイズを自由に変更できます。しかしマンションの場合は構造によって、コンクリートの壁や床の「面」で建物を支えるため、耐震性の問題から壁を壊すことができず、浴室サイズを変更することができません。海外のバスタブなどは規格が大きいこともあるので注意しましょう。

■中古マンションを選ぶときのポイント

マンション

利便性のよい場所に建っている古いマンションをリフォームする前提で購入する方はたくさんいらっしゃいます。ここでは中古マンションを選ぶ時のポイントをご紹介いたします。

・マンションの築年数

1981年よりも前に建てられたマンションの場合、耐震強度が不足している可能性があります。耐震工事をしたくても管理組合の承諾や他の住民の合意がなければ工事を進めることができません。せっかくマンションを購入したのに、リフォームができないということにならないよういつ頃建てられたものか調べておきましょう。

・リフォーム履歴を調べる

過去にリフォームが済んでいて新しい設備が導入されている場合、それらを解体してしまうのは非常にもったいないことです。できるだけコストを抑えるためにも、活かせる設備はできるだけ残すようにしましょう。

・マンションの構造を把握しておく

マンションの構造により、解体できる部分が限られます。広いリビングにしようと思っていても、構造上壊すことのできない間仕切りがあっては理想通りの住まいが実現できません。スケルトンリフォームを前提としてマンションを購入する際は、工法についても知っておきましょう。

中古マンションのスケルトンリフォームを実施する際は、リフォーム業者の実績も確認しておきましょう。豊富な知識や経験を持っている業者なら、長年安心して暮らすためのアドバイスを提案してくれます。担当者とよく話し合いながら理想のリフォームを実現させましょう。

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