在宅勤務に適した部屋とは?一人暮らし&ファミリー向けのレイアウトについて
新型コロナウィルス感染防止における緊急事態宣言をきっかけに、多くの方が在宅勤務を開始しました。
はじめのうちは在宅勤務に意欲的だった方も、日が経つにつれて集中力が続かなくなったり、簡易ワークスペースの使い勝手の悪さにストレスを抱えるようになっていったのではないかと思います。
今後、働き方はますます様変わりし、事態に関係なく在宅が当たり前という時代がやってくるでしょう。これを機に、在宅のワークスペースをしっかりレイアウトしてみませんか。
今回は、在宅勤務に向いた部屋のレイアウトをご紹介いたします。
■在宅勤務の悩み
まずは在宅勤務に多い悩みをご紹介いたします。
在宅勤務の悩みを解消するためには、原因をはっきりさせておくことが重要です。
・家族がいて仕事に集中しづらい
家族と暮らしている方に多いのは「家族がいて仕事に集中できない」という悩みです。
お子さんから「構ってほしい」「遊んで欲しい」と声をかけられたり、テレビなどを見ているときの音が気になることもあります。小さなお子さんがいなくても、家族から用事を頼まれるなどの理由で仕事に集中できないこともあるようです。
・誘惑が多い
自宅だと本やゲーム、テレビなど自分の好きなものや趣味の道具が身近にあるため、集中しづらいということが多いようです。誘惑してくるものが多い自宅では、作業に集中するのが難しくなります。
・仕事環境が整っていない
自宅をオフィスさながらの環境に整えるのは難しいですよね。通信環境が悪く、データの送受信やオンライン会議に支障が出るほか、人によっては自宅に机や椅子がなくて作業がしにくいということもあるようです。
・その他
ほかにも、自宅ではだらけてしまう、お菓子などをつい食べ過ぎてしまうといった悩みもあります。
■在宅勤務をスムーズにする部屋のレイアウト【一人暮らし向け】
在宅勤務をスムーズにするレイアウトについてご紹介いたします。
まずは1人暮らしの方に向けた部屋のレイアウトです。
・1Rや1Kで心地よく在宅勤務するには?
1Rや1Kは1室しかないので寝室と仕事をするスペースが同じになってしまいます。作業環境が曖昧なため、家具などで上手く空間を区切る工夫が必要になります。
・部屋のレイアウト
<壁際をワークスペースにしたレイアウト>
デスクを壁際に配置することで、在宅勤務用のスペースを確保することができます。デスクとベッドを正反対の方向に配置することで空間が線引きされ、メリハリがつきやすくなります。
<パーテーションを使ったレイアウト>
はっきりと空間を区切る方法としてパーテーションの利用があります。物理的に空間を区切ることで仕事とプライベートのメリハリがつきやすくなります。テレビなどの誘惑も遮断しやすくなりますよ。
<窓の前に机を置いたレイアウト>
在宅勤務中は常に同じ空間にいるので、同じ風景、同じにおいが続くと集中力が途切れやすくなります。視覚と嗅覚に適度な刺激が与えられると、簡単な気分転換になりますよ。
おすすめの方法は、窓の前に机を配置する方法です。机を窓の前に設置することで視界に変化がつき、外からのにおいを感じやすくなります。
■在宅勤務をスムーズにする部屋のレイアウト【ファミリー向け】
続いて、家族と一緒に暮らしている方向けのレイアウトをご紹介します。
・ワークスペースはどこに作る?
<個室をレイアウト>
部屋数に余裕があるなら、1室を完全に仕事部屋や書斎としてリフォームしてみませんか。
オンライン会議や電話対応が多い方には特におすすめです。2畳ほどあれば机と椅子が置けるので、自分専用の在宅勤務スペースとして活用できます。
<リビングの一角をワークスペースとしてレイアウト>
個室の確保が難しい場合は、リビングの隅を在宅勤務用のスペースにする方法はいかがでしょう。勤務時間が終わってから、お子さんの勉強を見るためのスペースとして活用することもできます。
<小さなスペースを利用したレイアウト>
リビング隅のワークスペースも難しい場合は、デッドスペースに着目してみましょう。階段下や踊り場など、空いているスペースはありませんか?押入れなどを利用する方法もあります。集中できそうな空きスペースを活用しましょう。
・仕事に集中しやすい環境を作る工夫
オフィスさながらは難しくても、必要な業務を問題なく行うためには、コンセントの位置と数をしっかり確認しておきましょう。また、机の周りにある家具やインテリアは落ち着いた色でシンプルなものがおすすめです。
在宅勤務に多い「メリハリがつかない」という悩みは「移動する」という行為がポイントになります。部屋を移動する、ロフトに上がるといった短い移動でも意識が変わります。
ほかにデスクの向きを変えるだけでも意識が変わって集中しやすくなります。
部屋のレイアウトを変えてもなかなか仕事に集中できない場合は、リフォームのプロに相談してみませんか。在宅勤務の部屋のレイアウトでお困りの方は是非一度アートリフォームにご相談ください。