施工事例
M090 茶道を嗜む空間へ(和室リフォーム)
【和室全体】
リビングより部屋へ入る右側の壁面に床の間を設置し
押入のあった壁面に向かって左側の扉は仏間(軸廻し扉)
右側には布団や座布団を収納できる押入を設置しました。
この3つの要素を単純に平面的に配置するだけですと空間造形的に面白味に欠けますので、仏間と押入を浮かし下部に床の間の床框を延長させて組み込ませ、浮いた足元に、鏡と水面のような模様の装飾ガラスを重ね合わせ『水盤の間』として設えました。床框が鏡に映り込んで連続しているような印象を与えます。
【水盤の間】
水盤の間はその季節毎の花や箱庭等をを飾れるように
自分自身を映し出すものという意味性も持たせをました。
座敷に入る際、リビング側から襖を開けて正座しにじり入る時の視線・第一印象が
水盤の間と鏡に伸びる床框・床の間・間接照明で走る光が水平ラインを強調し
それらを縦に繋げる床柱にて空間の造形美を演出し、印象深い茶室空間をデザインしました。
【収納棚】
リビングの一角にあった電話収納台を、陶芸品を飾れるようにガラスの収納棚を造作しました。
収納背面にはミラーを採用し、陶芸品が連続して映り込み印象を与えました。
又、棚板にガラスを採用し、上部からダウンライトにてしライトアップできるようにデザインしました。
【床の間】
間接照明を採用、珪藻土で施した枯山水のような壁…
奥まったイメージになりがちな床の間も洗練された空間を演出しています。
基本情報
物件種別 |
マンション |
施工費 |
181万円 |
施工内容 |
内装工事
電気工事
ハウスクリーニング |
工期 |
約3週間 |
築年数 |
13年 |
施工場所 |
大阪府吹田市 |
施工前写真
【施工前の和室】
押入に畳というスタンダードな和室でした。
オススメ事例
ひとことコメント:
茶道講師をされている施主様の事例です。
リフォーム前の和室は、床の間がなくリビングに隣接する押入と畳のスタンダードな和室でした。
自宅で茶道を行いたいというご要望から、床の間のある和室をつくる計画を行いました。
掛け軸をかけれる床の間の新設、かつ収納面も維持し仏間も取り入れたいとの要望もお伺いしていました。
(プランナー/酒井談)