戸建てリノベーションを検討中の方へ!注意点・家の選び方・ワンストップリノベーションを説明します
家族構成やライフスタイルの変化に伴い、戸建てを検討しているなら、中古物件を購入してリノベーションするのがおすすめです。
しかし、物件探しからリノベーションまでを自分で進めるのは大変なことも多いでしょう。
そこで今回は、中古の戸建てをリノベーションする際の注意点や内見のポイント、戸建てリノベーションが楽になるワンストップリノベーションについてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
■戸建てリノベーションをおすすめする理由
戸建てを所有する際の選択肢は、新築や建て替えだけではありません。
リノベーションなら、気に入った場所を残しておいたり費用を抑える工夫ができたりします。
・建て替えよりも費用を抑えやすい
建て替えの場合、一度すべて取り壊すので、必要なものを再び揃えなくてはなりません。
対してリノベーションは、まだ使えそうな基礎や柱、資材をそのまま使用するので、費用を20~30%ほど抑えられます。
・条件のよいエリアに住める
利便性のよい場所は競争率が高く、条件に合う戸建てを探すのは大変です。
立地にこだわるなら、新築よりも数が多い中古をメインに探してみると、戸建てに住めるチャンスが広がります。
また、新築同様の戸建てを希望するなら、リノベーションを前提に中古の家を探しましょう。
・戸建ては間取りを変更しやすい
マンションは専有部分をリノベーションできますが、条件や制約が多いため、思うほど自由に設計できないかもしれません。
一方、戸建ては自由度が高く、間取りの変更もできます。また、建て替えとも異なるので、敷地面積が小さくなるセットバックも不要です。
・家の安全性を新築レベルまで高められる
30年以上前に建てられた戸建ての多くは、最新の耐震基準を満たしておらず、築年数も相まって老朽化が進んでいます。
リフォームで見た目をきれいに直しても、根本から直していなければ、年月とともに再び問題が発生しかねません。
同じ戸建てに長く住むなら、リノベーションで大規模に修繕し、将来の不安を取り除いておきましょう。
■戸建てリノベーションをするときの注意
リノベーションのメリットをお伝えしましたが、すべての家がリノベーションに向いているわけではありません。
戸建てのリノベーションを検討する際は、注意点を知ってから計画する必要があります。
・家の状態によっては費用がかかる
築年数が古い家の場合、基礎や土台の修復が必要不可欠であり、自ずとリノベーション費用がかかります。
つまり、建て替えの費用とあまり変わらない可能性があることを想定しておかなければなりません。内部の損傷度合いは外から判断できないため、専門家のいるリフォーム会社に依頼しましょう。
・構造によっては間取り変更ができない
同じように見える家でも、工法次第で設計が制限されます。
たとえば、木造軸組立工法は柱や梁(はり)、筋交いなどで家を支えており、自由に間取り変更できますが、ツーバイフォー工法やプレハブ工法の家の場合は面で支えているため、柱を抜いたり壁を壊したりできません。
間取り変更は、前もってリフォーム会社に相談しておきましょう。
・すぐに入居できない
リノベーションは規模の大きな工事なので、完成までに時間がかかります。中古の戸建てを探すところから始めるとなると、さらに時間を要するでしょう。
子どもの進学などに合わせて新生活を始めようと計画しているなら、時期を逆算して動かなければなりません。
・耐震と断熱の工事は必須
1981年以前に建てられた戸建てなら、入居前の耐震工事は必須ですが、それ以降の建物も耐震性が最新の基準とは異なるので、事前に耐震診断をおすすめします。中古の戸建てを購入してリノベーションするなら、診断の結果を確認し、必要に応じた補強を行いましょう。
また、一昔前は今よりも断熱性が重視されていなかったため、場所によっては外気の影響を強く受けてしまいます。冷暖房効率の悪い家だと光熱費がかさむので、壁、床、天井、開口部の断熱性を高める工事も必要です。
リノベーションは家の内部に手を加えられるので、新築のような住環境に整えることができます。
■中古の戸建てを内見するときはここを確認!
リノベーションを前提に中古の戸建てを購入するなら、内見時にここをチェックしておきましょう。
・外観
外観は、外壁、屋根、軒下、基礎の状態を確認します。
主に、外壁のひび割れ、塗装の剥がれ、屋根材のズレと破損、雨どいの破損と塗装の剥がれ、雨漏り、家の傾きの有無、シロアリの被害などです。
・室内
室内は、間取り、部屋の向き、柱の傾き、床のゆがみ、汚れとにおい、収納の大きさと開き方、水回りの状態などを確認します。併せて、風通しや採光量、ガスの種類など、実際に住んだときをイメージしながらチェックするのも大切です。
前の住人が置いていった荷物の処分方法も確認しておきましょう。
・周辺環境
周辺環境は、スーパーや病院、学校、公共施設や公共交通機関の数、急な坂道の有無といった利便性を確認します。
たとえ利便性がよくても、車通りや人の気配は時間帯によって変化するので、街灯の状態や警察署の場所も一緒に確認しておくと安心です。
・不安なときはリフォーム会社に相談
戸建ての購入だけなら、不動産業者に相談するだけで問題ないでしょう。しかし、リノベーションを前提にした場合は話が別です。
リノベーションの知識をもつ会社に相談しなければ、納得のいく回答を得られません。
■戸建てリノベならワンストップリノベーションがおすすめ
リノベーションを前提に中古の戸建てを探すなら、ワンストップリノベーション対応のリフォーム会社を利用するのがおすすめです。
・ワンストップリノベーションとは
中古の戸建てを購入してリノベーションを行うには、不動産業者や金融機関、工務店など、自らが各方面に働きかけなければなりません。それぞれの工程で複雑なやり取りを行う必要があり、限られた時間の中でスムーズに行うのは困難を極めます。
ワンストップリノベーションとは、物件探しからローンの相談、設計、施工をまとめて依頼できるサービスです。すべての相談窓口が1つのリフォーム会社に集約されているので、リノベーション計画が効率的に進められるだけでなく、各分野の専門知識に長けた人材から的確なアドバイスをもらえます。
・ワンストップリノベーションのメリット
ワンストップリノベーションは、いつも同じ担当者に相談できるので、伝え漏れや伝達ミスを防ぎ、万が一のときも迅速に対応できます。
また、物件購入からリノベーションの流れを把握しやすく、進捗の確認もシンプルです。
担当者はリノベーションだけでなく、不動産に関する知識もあるため、検討中の戸建てがリノベーションに向いているかどうか、どうすれば理想を実現できるかをアドバイスしてくれます。
さらに、バランス配分が難しいといわれる費用面についても、購入費用とリノベーション費用を踏まえてトータルで相談できるため、無理なく理想を形にできます。
アートリフォームでは、実績と経験豊富な専門家がチームを組み、理想を叶えるお手伝いをしております。
戸建てリノベーションやワンストップリノベーションに関する質問や相談は、お気軽にご相談ください。