キャットウォークって必要?リフォームで設置する際のポイント
大切に家族の一員と暮らしている猫ちゃん。
最近は完全室内飼いが増えていますが、室内だけだと運動量が不足してしまうことがありますよね。
そこで猫ちゃんに快適に暮らしてもらうために、キャットウォークの設置を考えてみるのはどうでしょうか?
工夫次第でインテリアにもなりますし、猫ちゃんにとって暮らしやすい素敵なお家になりますよ。
■キャットウォークについて
・キャットウォークってどんなもの?
キャットウォークを簡単にいうと「猫専用通路」です。
壁から天井にかけて取り付けられた板(キャットウォーク)を伝って部屋を移動します。
・キャットウォークはなぜ必要?
最近の飼い猫は、1日の大半を家のなかで過ごしていますが、本来は外で狩りをするとても活動的な生き物です。また好奇心がとても強いので、自由に動き回ることを好みます。
そのため、猫が部屋のなかで退屈しないためにキャットワークが必要になります。
キャットウォークは飼い猫の運動不足やストレス解消、本能からの欲求を満たすために必要な設備なのです。
■キャットウォークのリフォームについて
・費用と相場
リフォームの場合、取り付ける板の大きさや枚数によりますが、1部屋あたりの相場は6万円~といったところです。
猫用の扉や穴を設置すると追加コストが発生します。仮に2部屋を猫用入り口でつなぎ、キャットウォークを取り付けた場合、20万円ほどの費用を見込んでおくとよいでしょう。
・リフォーム時のポイント
板を取り付けるだけで完成ですが、無機質なうえに板まわりのスペースに無駄が生まれます。
猫と楽しく暮らするためにも、壁面収納を兼ねたキャットウォークを取り付けてみましょう。スペースを有効に使いながら、猫の通り道も確保できます。
・DIYや手作りできるって本当?
DIYが趣味でキャットウォークを自作する方もいらっしゃいますが、取り付けはリフォームのプロに依頼することをおすすめします。
なぜなら猫はキャットウォークの上で跳ねたり・走ったり・休憩したり、さまざまな動きをします。
そこでどんな動きにも耐えられるよう強度のあるキャットウォークが必要になります。
「どんなキャットウォークなら飼い猫が満足するか」は飼い主しか分かりませんが、「どんな取り付け方なら安全に使い続けられるか」はプロのほうが良く知っています。
確かにプロに依頼するとコストがかかりますが、キャットウォーク取付けに関する知識と経験をたくさん持っています。
安全に使い続けるなら、プロに取り付けてもらいましょう。
ほかにも猫専用の部屋づくりや、猫の通り穴(ペットドア)を取り付けたいときは、リノベーションのタイミングがおすすめです。
リノベーションは工事規模が大きいので、飼い主も猫も満足できる施工が可能になります。
■キャットウォーク設置の注意点
・床材に注意!
猫は上に飛び乗るだけでなく、キャットウォークから床に飛び降ります。
猫が着地した際に滑ってケガをしないよう、床材にも注意を払いましょう。
着地の際の衝撃を和らげるクッションフロアやタイルタイプのカーペット、滑り止め加工が施された床材を選ぶと、衝撃音とケガ防止に役立ちます。
・滑り止めを設置しよう
毛が長い品種の場合、肉球の間から伸びた毛で滑って落ちてしまう可能性も否めません。
キャットウォークには滑りにくい素材をおすすめします。
・吹き抜けやデッドスペースを活用しよう
自宅に吹き抜けがあるなら、キャットタワーとして活用するのもおすすめです。
吹き抜けのキャットタワーは大空間なうえに他の部屋に移動しやすく飼い猫も大満足。
たくさん猫を飼っているという方におすすめのキャットウォークです。
手の届きづらい場所にキャットウォークを作ってしまうと、抜け毛や吐しゃ物の掃除ができず、飼い猫にとって良い環境といえません。
また年をとって体が弱れば、飛び乗れずにぶつかって落下する危険性もあります。
ほかにもキャットウォークをつくるうえで気をつけたいことはたくさんあります。
これらの課題は取り付け経験の少ない素人からは見えづらく、取り付け経験を積んだプロだからこそ分かる事柄です。
DIYでキャットウォークを作ってみたものの使いづらそう、なかなか使ってくれないという悩みを持っている方は、プロに相談してみてはいかがでしょうか。
おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介!
・アートリフォーム事例①
【ペットと暮らす部屋のリフォーム事例】猫ちゃんと一緒に暮らす家
・アートリフォーム事例②
【映画好きな人向けのリフォーム事例】ホームシアターを備えたオープンLDK