水回りリフォームの相場は?成功するポイントや施工期間を教えます。

水回り

住宅には生活に必要不可欠な水回りがありますよね。使用頻度が高い水回りはリフォームが必要になることが多い場所です。快適な生活を送るには水回りの見直しは大切なことですが、費用はできるだけ抑えたい!と考えている方のために、今回は水回りのリフォームの相場と、リフォームの費用を抑えるコツについてご紹介します。

■4種類の水回りリフォーム相場

最初に水回り(キッチン、浴室、洗面台、トイレ)のリフォームにかかる費用の相場についてご説明します。部分的にリフォームをしたいと考えている方は参考にしみて下さい。

・キッチンリフォーム

キッチンのリフォームは水回りの中でも費用に差が出やすくなっています。その理由はキッチンを対面式にしたりハイグレードなものを選んだり、オプションを付けるかで費用が変動するからです。キッチンのリフォームでは大体50~150万円での価格帯で工事をする人が多くなっており、ガスコンロのみの変更や蛇口と流し台の変更のみであれば30万円まででリフォームが可能です。100万円以上のリフォームでは対面式やオープンキッチンへの変更が可能になります。

・浴室リフォーム

浴室のリフォームはキッチンリフォームの次に費用差が出やすいリフォームです。浴室を丸ごとリフォームする場合は100万円近く費用がかかることがあります。浴室に乾燥機を取り付けたり、手摺りを付ける場合は50万円以下でのリフォームが可能です。バリアフリー用のリフォームであれば補助金が出ることもあるので、バリアフリーリフォームを考えている方は一度補助金制度について調べてみましょう。

・洗面台リフォーム

洗面台のリフォームは水回りのリフォームの中でもっともリーズナブルに行うことができます。ハイグレードなものを選ぶと100万円近くなることもありますが、スタンダードなグレードでは20万円程度で変更することが可能です。また、洗面台ではなく収納棚の変更やシャワーヘッドの取り換えなどは数万円で行うことができます。

・トイレリフォーム

トイレのリフォームは便器のグレードによって変動します。人気のタンクレストイレは20万円台から選択可能ですが、機能性も重視したい場合は30万円以上することもあります。クロスの張替えやウォシュレットの設置だけなら数万円で行うことができるので、トイレも水回りのリフォームの中ではリーズナブルに行う事ができます。

■そもそも水回りのセットリフォームとは?

セットリフォームのメリットとデメリットをお伝えしましたが、そもそも水回りのセットリフォームとはどういう内容なのか、以下で詳しく見ていきましょう。

・水回りのセットリフォーム内容

水回りのセットリフォームとは、先述した数か所の水回りに加えて、設置工事がセットになったプランです。4点セットは、「キッチン・浴室・洗面台・トイレ」の4種類がすべて含まれますが、3点セットの場合はリフォーム会社によって内容が異なります。

一般的に、水回りリフォームセットの設備は標準グレードの製品がほとんどですが、リフォーム会社によっては、オプション機能を追加したり上位グレードに変更したりといったことも可能です。その他、メーカーを統一したセットや自分で設備を選んで組み合わせられるケースもあります。

・水回りのセットリフォームが安い理由

セットリフォームを選択するほうが費用を抑えられ理由について、解説いたします。

<安く仕入れられる>

リフォーム会社がメーカーから製品を仕入れる際、まとめて購入したほうが値引き率も高くなります。また、メーカーは製品の宣伝を兼ねて、実績のあるリフォーム会社に販促用ツールとしてセットで提供し、リフォーム会社はセット商品を取り扱うことで、新たな顧客獲得を目指しています。

つまり、水回りのセット販売は、メーカー、リフォーム会社、顧客の三方にとって有益な手段と言えるでしょう。

<経費を削減できる>

水回りのリフォームを1か所ずつ行うと、その度に人件費や廃棄物処分費用、運搬費用などがかかります。

セットリフォームなら、いくつかの工程をまとめて行えるので、削減できた費用の分だけ安くなります。

■お得なセットリフォームのメリットとデメリット

風呂場

複数箇所の水回りリフォームを考えている方にはセットリフォームがお得になります。ここではセットリフォームのメリットとデメリットについてご紹介します。

・メリット

最大のメリットはやはり価格が抑えられるということです。水回り工事は施工費や資材の搬入にかかる費用が安く、比較的早く終わらせることができるので、安く利用できます。業者が人気のある商品を大量に仕入れてセットにしているので、設備の仕入れ代もお得です。一気に水回りをリフォームしたいのであれば、検討してみてもいいかもしれませんね。

・デメリット

デメリットとしてはセットになっているため、商品選択の幅が限定されてしまうということです。最新の設備を投入したくても、型落ちした商品がセットになっていたりすることがあります。絶対にトイレはこの色がいい!と思っていても、その色が選べるかはわかりません。こだわりがあるようなら、セットリフォームは向いていないかもしれませんね。事前にセットリフォームの内容について業者に確認してから選んだ方が良いでしょう。

■水回りのセットリフォーム費用相場

下で、水回りセットリフォームの一般的な相場をご紹介いたします。

・セットリフォームの費用に含まれるもの

まずは相場の前に、水回りセットリフォームの費用に含まれている内訳を見ていきましょう。

  • 製品の本体価格
  • 使用している設備の撤去費用
  • 新しい設備の設置費用
  • 給排水管の接続費用
  • 換気ダクトの接続工事費用
  • 電気配線の工事費用
  • 養生などの諸費用

上記は水回りセットリフォームでの主な内訳ですが、一緒に窓や内装もリフォームすると、費用が追加されます。

・マンションの水回りセット

<水回り3点セットの相場>

キッチン、浴室、トイレ:70~180万円

浴室、トイレ、洗面:100~135万円

キッチン、浴室、洗面:80~185万円

<水回り4点セットの相場>

キッチン、浴室、洗面、トイレ:90~190万円

・戸建ての水回りセット

<水回り3点セットの相場>

キッチン、浴室、トイレ:80~180万円

浴室、トイレ、洗面:80~135万円

キッチン、浴室、洗面:80~185万円

<水回り4点セットの相場>

キッチン、浴室、洗面、トイレ:100~200万円

 

セットリフォームのグレードをいくつか用意しているリフォーム会社もあります。

予算や機能など、重視しているものを基準に選んでみてはいかがでしょうか。

■水回りのセットリフォームはどんな人に向いている?

お得にリフォームできる水回りのセットプランですが、向き不向きがあります。

・水回りのセットリフォームが向いている人

予算を重視したい方や設備のグレードにこだわっていない方、製品選びに時間をかけたくない方などにおすすめです。ただし、セットリフォームの製品は決まっているので、どんな設備なのかあらかじめ内容を確認しておきましょう。

・水回りのセットリフォームが向いていない人

選びたいメーカーや製品が決まっている方や設備の機能にこだわりたい方にとっては、あまり向いていないかもしれません。

水回りをリフォームするサイクルは、10~15年くらいが目安です。妥協すると長い間不満を抱えることになるので、よく検討したうえでリフォームすることをおすすめします。

■水回りリフォームの費用を抑えるコツ

工具

最後に水回りリフォームでコストを下げたい方に向けて2つの方法をご紹介します。

・グレードを下げる

絶対にこのグレードじゃなきゃ嫌!という強いこだわりがある方には向きませんが、グレード選びというのは費用を抑えるという部分で非常に重要です。たとえばユニットバスのグレードで一番高いものを選べば軽く100万円を超えますが、スタンダードであれば40万円程度で済みます。ハイグレードのユニットバスは130万円のものもありますし、費用を抑えたいのであればある程度妥協するということも必要かもしれません。

・次世代住宅ポイント制度を利用する

どうしてもグレードを下げたくないという方でも、次世代住宅ポイント制度を利用するという方法があります。リフォーム費用を下げることはできませんが、リフォームで得たポイントで様々な商品と交換することができます。ただしポイント発行に期限があったり、予算が決められているので、リフォームまでにあまり時間をかけると制度が終了してしまうことがあります。申請に関する手続きなども必要ですので、詳しく知りたい方は一度調べてみることをおすすめします。

■水回りのリフォーム目安は?

・一般的に目安とされているタイミング

水まわりは、10年を過ぎたころから不具合が出やすくなります。といっても、見た目だけで劣化状況を判断するのは難しいといえます。設備などに目立った傷や汚れなどがない場合でも、下地材や土台の腐食が進んでいるということが考えられます。

水回りのリフォーム時期は劣化によるものだけでは目安を判断することはできません。

掃除が大変になってきたり、使い勝手が悪くなってきたりした場合も、リフォームのタイミングといえます。

・20年以上経過していると…

20年以上経過している場合はリフォームのタイミングであるといえます。特に、在来工法のタイル張り浴室の場合、20年を過ぎると下地材や土台の腐食が進んでいる場合が多いからです。

腐食の原因となるのは水漏れです。小さなひび割れなどから水を吸い込んでしまい、内部で腐食が進みます。また、シロアリが原因の場合もあります。シロアリは温かく湿度が高い場所を好むため、浴室周辺は特に被害が目立つ箇所です。その他の水回りに関しても、20年以上経過していると不具合がかなり目立ちやすくなってきますので、早めのリフォームを検討する必要があるといえます。

■水回りリフォームの工期

・キッチンの場合

工事はキッチンの交換工事のみの場合だと、約2日程度です。

キッチンのレイアウトを変更する場合は、旧配管工事や電気工事なども必要になるため、2~3週間ほどかかると予想しておいた方が無難です。

・浴室の場合

工事期間は3~5日程度となります。

ユニットバス同士を交換する場合であれば、既存の浴室の解体・撤去処分などが不要になるため、長くても4日程度の工期で済みます。

在来工法の浴室リフォームをユニットバスに変更する場合、基礎部分に加えて壁、床、天井といった内装工事、電気や水道の配管工事が加わるため、最低でも1週間はかかります。

・洗面台の場合

工事期間は1~2日程度です。

スタンダードタイプの洗面台リフォームであれば1~3日程度で終わります。

・トイレの場合

工事期間はトイレの本体交換のみのリフォームであれば、約1日です。しかし内装工事などが発生した場合は約1週間程度が必要になる場合もあります。

■水回りリフォームの考え方

水回りリフォームの考え方

水回りの設備は毎日使用するので、リフォームの際は機能性と快適性を重視しましょう。

・キッチンリフォームのポイント

キッチンをリフォームすると、部屋の雰囲気や生活スタイルも変化します。キッチン本体はもちろん、キッチン周辺の動線や収納も考慮しましょう。

<キッチンの種類>
キッチンのレイアウトは、壁付けと対面式に大別できます。壁付けは「Ⅰ型」「Ⅱ型(セパレート)」「L型」「U型」の4種類あり、対面式は「アイランド」と「ペニンシュラ」の2種類です。

壁付けキッチンはコンパクトで料理に集中しやすく、対面式キッチンはデザイン性や開放感が得られます。

・浴室リフォームのポイント

浴室は使い心地に加えて、お手入れのしやすさと光熱費の節約も考慮してリフォームしましょう。

<お風呂の種類>
浴室は主に、既成のパーツを組み立てるユニットバスと、昔ながらのタイルで仕上げる在来工法の2種類に分けられます。

現在の主流はユニットバスですが、こだわってリフォームするなら選択肢の広い在来工法がおすすめです。

・洗面台リフォームのポイント

洗面台の周囲には水が飛び跳ねるので、壁紙や床材は水分に強い素材を選びましょう。
また、家族みんなが使いやすい高さに設定することも重要です。

<洗面台の種類>

洗面台の種類

洗面台は主に、洗面ボウルとキャビネットが一体化したユニットタイプ、パーツをセミオーダーできるシステムタイプ、すべてを自由に組み合わせられるカウンタータイプの3種類です。
ユニットタイプは比較的低価格の製品が多いものの、カウンタータイプはリフォーム費用が高くなる傾向にあります。

・トイレリフォームのポイント

便器を交換する場合は、同時に内装や照明もリフォームすると、手間や費用も抑えられます。

トイレは湿気やにおいがこもりやすいので、調湿作用や消臭機能を備えた壁紙を選ぶとよいでしょう。

<トイレの種類>
トイレは主に、便器とタンクが独立した組み合わせタイプ、すべてが1つになったつなぎ目のない一体化タイプ、タンクのないタンクレスタイプの3種類です。

最近は、コンパクトでお手入れのしやすいタンクレスタイプへのリフォームが人気です。

■水回りリフォームの注意点

水回りのリフォームを成功させるには以下の4点にご注意ください。

・見た目がきれいでも大丈夫とは限らない

見た目がきれいだと、「まだ使える」「リフォームは早い」と感じてしまいますよね。しかし水回りには多くの配管や電気が使われています。そのため、見た目に問題がなくても実際に解体してみると不具合があることも珍しくありません。

見た目だけで判断せず、耐用年数に応じて場所ごとに点検することをおすすめします。早期に発見することで被害を最小に食い止めることができますので、見た目だけで判断することは避けましょう。

・使用する設備は実際に確認する方がいい

カタログなどで良いと思った設備も、実際に使ってみるといまいちだと感じることがあります。カタログで目当ての設備を絞ることは悪いことではありませんが、できれば実物を確認してから最終決定をするようにしましょう。

大きさや機能だけでなく、色合いなどもカタログと実物では印象が異なることがあります。細かな部分まで確認することで、頻繁に使う水回りのリフォームを満足に行うことができますよ。

・使い勝手とデザインの両立を意識する

デザインは住宅の印象を左右しますので、部分的なリフォームではデザインも重視しなければちぐはぐな印象になりかねません。しかし、デザインだけを重視すると、今度は使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。

実際に設備を導入する場所はもちろん、周囲の環境や間取りなども意識してみましょう。水回りのリフォームの場合は家事動線を意識すると、使いやすくなりますよ。

・大規模なリフォームは工期に注意

水回りはどれも生活していく上で欠かせない場所です。短期であっても、使えないことで不便さを感じてしまいます。そのため、大規模なリフォームを行う場合は工期に気を付けましょう。

工期が長引くほど、水回りを自由に使えなくなってしまいますので、使えない間はどうするのか、対策を十分に考えておかなくてはリフォーム期間が辛くなってしまいます。

特に間取り変更は工期が長引くので要注意です。

■水回りリフォームの失敗例

リフォームが完了してから失敗に気付くのは避けたいですよね。水回りリフォームでよくある失敗例をご紹介いたします。

・キッチンリフォームの失敗

キッチンリフォームの失敗

<収納力が足りない>
キッチンには調理器具や食器、カトラリー、調理家電、食材、調味料など多くのものを収納・保管します。

事前にシミュレーションをしたうえで、収納スペースは少し広めに確保しておくと失敗しにくいでしょう。

<作業スペースが狭い>
大きなシンクやコンロを選ぶと、キッチンの作業スペースが狭くなる可能性もあります。
また、キッチンにものが多いと、置き場所として作業スペースを使用せざるを得ないケースもあるでしょう。

・浴室リフォームの失敗

<浴槽が大きい/小さい>
大きすぎる浴槽は洗い場が狭く感じるだけでなく、お湯が溜まるまでに時間がかかり、光熱費を圧迫します。

一方で小さすぎる浴槽は窮屈でゆったりと浸かれないため、リフォームの際は実際の大きさを確認しましょう。

<メンテナンスの手間>
ジェットバスやサウナなどのオプションは魅力的ですが、メンテナンスを面倒に感じないかも考慮したうえで、必要な機能だけを搭載しましょう。

・洗面台リフォームの失敗

<洗面台が高い/低い>
洗面台の高さを間違えると、体に負担がかかったり水が腕を伝ってこぼれたりと、不満や掃除の手間を増やします。

また、ショールームなどで製品を確認する際は、靴の高さも考慮してください。

<脱衣スペースが狭い>
洗面台は大きいほうが使いやすいものの、横幅を取りすぎると脱衣スペースが狭くなります。設置する場所に適した幅の製品を選びましょう。

・トイレリフォームの失敗

<便器が大きい>
ショールームではちょうどよいサイズに見えても、実際に設置すると想像以上に大きく感じる場合もあります。

大きな便器は圧迫感を与えるだけでなく、掃除もしにくくなるため、注意しましょう。

<床材の劣化が早い>
トイレの床材に水や洗剤に弱い素材を選んでしまうと、腐食して劣化の速度を早めます。
次のリフォームを早める原因にもなるため、デザインだけで選ばないようにしましょう。

■マンションの水回りリフォームはここに注意

マンションの水回りリフォームをする際、これからご紹介する4点にご注意ください。

・管理規約を必ず守ること

マンションは専有部分であっても、管理規約によってリフォームが制限されていることもあります。特に水回りの移動を伴う大規模なリフォームなどは、排水管の移動や工事が必要になるため、注意が必要です。
管理規約を確認した後は、管理組合へも確認しておくことをおすすめします。

・間取り変更はできないこともある

マンションは外部から給排水管を貫通させて各部屋に通しています。そのため、元となる給排水管は共有部分になるので手を加えることはできません。水を流すために勾配が付けられていることもあり、移動はできても制限が設けられているケースも珍しくありません。

・キッチンをIHにしたい場合は管理組合に確認を

キッチンのリフォームでコンロをガスからIHに変更する場合は、電気の容量に気を付けましょう。マンションでは各部屋で使用可能な電気の量が決まっており、制限を超えるとほかの部屋にまで影響を与えてしまいかねません。
導入する場合は、管理組合へ一度相談してみましょう。

・床材はフローリングにできないこともある

水回りは水の流れる音が響きやすいため、ほかの場所よりも防音を意識しましょう。床材をカーペットからフローリングにすると、防音性が下がることがあります。管理規約に制限が設けられていない場合でも、フローリングにする場合は防音性が高い素材を選ぶことをおすすめします。

■マンションのトイレリフォームはここを確認しよう

マンションでトイレのリフォームをする場合はこれらの3つを確認しておきましょう。

・排水方式について

トイレには「床排水」と「壁排水」の2種類があります。トイレの本体は、排水方式が異なると利用できません。マンションの構造や排水方式に合ったトイレを選ぶようにしましょう。

・配管でトイレの場所が変わる!?

上記で軽くご紹介した床排水と壁排水は通っている場所が異なり、名前の通り壁排水は壁の裏側、床排水は床下を通っています。
壁排水の場合、便器を交換する際に配管につなぎを使います。つなぎを使うと、以前に比べてトイレの位置が出っ張ってしまうことがあるため、リフォーム会社に確認しておく方が良いでしょう。

・タンクレストイレは使えないことがある

タンクレストイレは、水道管の水圧で排水をします。そのため、高層階のマンションなどでは水圧が不十分で流せない原因になることがあります。タンクレストイレを設置したい場合は、水圧の確認を事前に行いましょう。
もし水圧が足りない場合は、加圧装置が付いたトイレを選ぶ方法もあります。

■マンションのお風呂リフォームのポイント

続いてマンションのお風呂をリフォームするポイントを3つご紹介いたします。

・ジェットバスは設置が難しい

ラグジュアリーなひと時を過ごすことができるジェットバスは人気がありますが、ジェットバスは使用すると振動により音が発生します。場合によっては近隣トラブルの原因にもなりますし、管理規約で制限されていることもあります。
設置の際は、管理組合とよく相談するようにしましょう。

・低価格のパックリフォームは内容をよく確認

すべてセットになった低価格のパックリフォームがありますが、パックリフォームを選ぶ場合は適切なリフォームが提供されるかを確認しましょう。
人件費を必要以上に削っている、アフターサービスが不十分、追加工事が必要になるといった可能性もあります。特に追加工事についてはよく確認してください。

・排水管の状態を確認する

浴室の場所を移動させたい場合は排水管の状態を確認しましょう。浴室は大量の水を流すため、排水管に勾配が必要です。排水管のスペースが不足していると、詰まりの原因になることもあります。

■水回りでよくあるトラブル

水回りで多いトラブルには下記の3つがあります。

・ひび割れ

ひび割れを起こしやすい場所には、浴槽、洗面ボウル、便器、タイルなどが挙げられます。表面的なひび割れであれば補修材で簡単に直せますが、場合によっては浸水してしまい住宅の基礎が水濡れしてしまうこともあります。ひび割れが起きた場合は、できるだけ早く業者にリフォームを依頼してください。

・カビ

水回りはカビが発生しやすく、カビの発生は見た目だけでなく臭いの原因にもなります。特にキッチンは油汚れなどもあるため、シンクから嫌な臭いが漂ってきた場合は早めに排水管の掃除をしましょう。排水管の掃除だけで臭いが取れなかった場合は、業者に相談することをおすすめします。

・シロアリ

住宅全体に言えることですが、木造住宅は特にシロアリに気を付けましょう。シロアリは湿気が多い場所を好むため、水回りに発生しやすくなっています。特に在来工法の浴室やキッチンは構造上隙間が多くシロアリが発生しやすい場所なので、注意が必要です。

■特にシロアリは注意が必要!

シロアリのトラブルについて簡単にご紹介いたします。

・シロアリによる被害

シロアリは木材の内側を食べます。そのため、表面に被害がなく気が付かないこともあります。また、木材以外にも断熱材や配管被覆はシロアリ被害が起こる可能性のある場所です。

2013年の国土交通省のシロアリ被害実態調査報告書によると、およそ5軒に1軒がシロアリ被害に遭っているとされているため、長期間メンテナンスを行っていない場合は調べておくことをおすすめします。

・シロアリ被害の特徴

シロアリの特徴として、蟻道がある、床がふかふかと浮いているような感触がする、木くずやフンがあるなどが挙げられます。

基礎部分が被害に遭うと、床が抜けたり住宅の倒壊を招きかねません。シロアリの可能性がある場合は早期にリフォームや駆除を考えましょう。

■リフォームを成功させるポイントと流れ

・解決したいことや目的を明確にしよう

リフォームを成功させるためにはまず、解決したいことやリフォームの目的について明確にする必要があります。日々の生活で不便なことや改善したい部分を考え、どのようなリフォームを行うべきかを明確にしましょう。しかし、全ての問題点を一度にリフォームして改善することは難しいといえます。そのため、どの部分をリフォームするべきかについて優先順位を決める必要があります。今リフォームが必要な場所がどこなのかを考え、リフォームする場所を決定しましょう。

・資金計画を立てたら業者に相見積もりをとる

リフォームの価格についてもしっかりと考える必要があります。リフォーム予算を決めて資金計画を立てた後は業者に見積りを依頼しましょう。リフォーム会社には得意分野がそれぞれあります。理想のリフォームを実現できそうなリフォーム会社を見つけることがポイントです。

・現場調査をしてもらい、プランを比較

リフォーム会社を決定した後は、現場調査をして貰いましょう。

希望するリフォームが実際に可能なのか、リフォーム費用の正確な金額などは、現場調査をして初めて明確になります。家の構造や状態によっても大きく変わる部分でもあるため、どのようなプランでリフォームをするのかの打ち合わせも兼ねて現場調査を依頼しましょう。

現場調査ではまずリフォーム業者の担当の方が1~2時間程度で状態を確認します。

その場でリフォーム内容のすり合わせを行い、細かい要望についても相談や依頼を行います。見積りの精度を上げるためには、どんな工事が必要になるのかを現場調査で詳細に把握する必要があります。現場調査後2~3週間ほどでプランの見積書が届きます。現場調査時のやり取りなどを通じて、担当の方との話しやすさや信頼感についても加味し、依頼先を決定する必要があります。

水回りのリフォームは、数あるリフォームの種類の中でも特に利用されることが多いです。減税制度や補助金を使えばお得にリフォームすることもできますので、どのような制度を利用できるか調べてみてください。不明なことがあれば業者に相談したり問い合わせれば解決できるかもしれませんよ。
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