【狭いリビングのメリット】狭いリビングが快適になるヒント
広いリビングは住み心地が良さそうに見えますが、リビングの快適性は「狭い、広い」だけじゃありません。狭いリビングにもメリットはたくさんあります。
今回は狭いリビングを快適にするためのヒントについてご案内いたします。
■リビングの広さ
・一般的なリビングの広さ
4人家族の場合、リビングダイニングキッチン(LDK)の広さは18畳以上が平均とされています。あるアンケートによると、もっとも多かった回答は21畳でした。また、16~21畳が全体の半数以上を占めていました。
リビングの広さは人数以外にも、配置する家具やLDKの間取りによって変化します。快適な広さを求める場合は20畳以上ある方が望ましいのかもしれません。
・リビングだけなら狭くても問題ない
「20畳以上もとれない」という場合でも安心してください。リビングだけなら8畳ほどあれば十分です。薄型タイプの壁掛けテレビにしたり、ソファの配置を工夫することで動線を確保できくつろげるリビングを作ることができます。
■狭いリビングにはメリットがある
狭いリビングには4つのメリットがあります。
・狭い方が落ち着く
「狭い場所の方が居心地よく感じる」「狭い場所は落ち着く」という方は多くいます。
理由は諸説ありますが、人類が誕生して間もないころ、自然災害や動物に襲われそうになっても身を守ることができるように小さな場所に隠れ住んでいたなどが挙げられます。
また、狭いと周辺に手が届きやすく、必要なものを取りやすい環境を作ることもできます。
・掃除がしやすい
物理的に狭い場所は掃除をする面積が少なくなります。
広いリビングは掃除機をかけるだけで時間がかかり体力を消費するので、掃除しようという気が起きにくくなることもあります。狭いリビングなら掃除機がけが早めに終わるのでこまめに掃除しやすく、きれいな状態を保つことができます。
・整理整頓しやすい
狭いリビングはたくさんものを置くことができないので、普段から不要なものと必要なものを分別しておく必要があります。すると、普段からリビングにものをため込まない習慣がつくので、ものがあふれず整理整頓がしやすくなります。
・光熱費を抑えやすい
広いリビングはエアコンなどの空調が利きにくく、多くの電気代を消費するといった意見を耳にします。狭いリビングは空調が利きやすいので室温の調整がしやすく、また電気代を節約することができます。
■リビングの快適さは広さだけじゃない
・快適な空間を作るヒント
<壁とドアの位置>
リフォームの際に間取りを変更して快適なリビングを作るなら、ドアや壁について考えることが重要です。
リビングに大型のテレビを設置する場合、壁周辺に十分なスペースが必要になります。広い壁部が1面あれば、壁に掛けたりテレビ台を設置するスペースとして利用することができます。また、リビングの使い勝手が良くなるようにドアの設置場所にもこだわってみましょう。少し端の方にずらすことで動線の短縮や家具設置スペースの確保ができるようになります。このように狭いリビングは細かな工夫が必要といえます。
<リビングの形>
LDKの流れを考えてリビングの形に注目しましょう。たとえばLDKが一直線状にある場合、壁がない分奥行きが十分に出るので広く見せることができます。
L字型の場合はキッチンを隠すことができるという利点があります。解放感は一直線状にある方が勝りますが、リビングとダイニング、キッチンをあえて離すことできるといった点がポイントです。
<収納の設け方>
リビングに収納スペースが足りなければ使い勝手が悪く感じてしまいます。
リビングのデッドスペースに壁収納を作れば収納スペースが増え、空間の有効活用ができます。また、一緒にPCなどを設置する場所を用意すれば、個室感覚の作業スペースをつくることもできます。
<その他>
狭いリビングを広く見せるには床面を多く見せることもポイントです。カーペットなどで全面が覆われているよりも、フローリング材が見えている方が視覚的に広く感じることができます。カーペットを敷く場合は、あえて何も乗せないようにすると広く見えますよ。
また、家具を低めのものに統一することで圧迫感がなく、視線が上に抜けるようになり、解放感のある空間に見せることができます。
狭いリビングであっても、工夫次第で快適にすることができます。
自宅リビングのフォームをお考えの際は、是非アートリフォームまでご相談ください。
ノウハウを持ったスタッフがご要望にあわせた様々なリフォームプランをご提案させていただきます。
■おしゃれなアートリフォームの実例をご紹介!
・アートリフォーム事例①
築46年の団地の全面リフォームを施工いたしました。施工前写真と比べて、部屋の明るさと広さがガラッと変化しました。間仕切りが多い昔ながらの団地でしたが、構造上抜けない壁以外の壁面を撤去し、既存の団地とは思えない間取りに生まれ変わりました。特に収納スペースはかなり広くなり、お施主様も大満足の様子でした。
・アートリフォーム事例②
少人数での居住を想定した賃貸のフルリノベーションを担当いたしました。北欧ヴィンテージ・インダストリアルのテイストを目指し
配色・躯体現しやエイジング塗装やヴィンテージ調の建具(LIXIL/ヴィンティア)等を取り入れました。雰囲気のある空間ですが、デザイン性だけでなく、キッチンは実用性の高いアイランドの対面キッチンを採用。使い勝手や住み心地の良さも損なわないように工夫しました。
【北欧ヴィンテージなフルリノベーション事例】デザイナーズ物件へ(賃貸物件×北欧ヴィンテージ)
・アートリフォーム事例③
書斎スペースの壁面が玄関側から見てベッドスペースの目隠しの役割をしているなど、細部に至るまでテイストにこだわっています。チェア類の色味も統一し、色数を抑えることで落ち着いた空間を演出。生活感が出がちなキッチンスペースも、無垢材とアイアンのミニマムデザインにすることで空間に違和感なく溶け込んでいます。