ベランダをおしゃれにリフォーム!リフォームの種類と事例をご紹介します
ベランダやバルコニーは開放的な空間で、洗濯物を乾かす場所として活用される以外にもリフレッシュできる場所としての需要があります。自宅にあるベランダやバルコニーをさらに素敵な空間にしたい場合は、リフォームを考えてみませんか。
今回はベランダやバルコニーのリフォームについて事例とともにご紹介いたします。
■ベランダやバルコニーのリフォーム
ベランダやバルコニーにはさまざまなリフォーム方法があります。こちらでは4種類のリフォームについてご紹介いたします。
・バルコニーに屋根を設置するリフォーム
ベランダとバルコニーの違いは屋根の有無です。そのため、バルコニーに屋根を付けるとベランダに変わります。
バルコニーに屋根を付けるリフォームは10万~25万円が相場とされています。リフォーム費用はバルコニーの広さと高さによって異なります。金属や木材など、選ぶ材質によっても費用が変動するので、住宅の外観と費用のバランスを考えることが大切です。
・床を修復するリフォーム
ベランダの床の塗装が剥がれたり傷んだりしたまま放っておくと、そこから雨水が入り込んで老朽化を早めてしまう原因となってしまいます。塗装の剥がれや表面のヒビに気付いた時は早めに修復しましょう。ベランダの床を修復する費用は10万円からが相場となります。
・床の防水加工や錆止めをするリフォーム
雨などの影響で床や壁の傷みが気になる場合、コーティングを施すことで対策ができます。コーティング剤は種類によって耐久性と塗り直し時期が異なるので、費用だけでなく特徴などを見比べて選びましょう。施工費用は10万円前後が相場となっています。
・ベランダやバルコニーを増築するリフォーム
ベランダやバルコニーを広げたい場合は、増築リフォームをしてみませんか。
ただし、増設は建ぺい率が建築基準法に適合している必要があるので、実際にリフォーム会社に相談しなければ、どの程度まで自由にできるかわかりません。またベランダやバルコニーは高さがあるので、十分な安全性を確保することも大切です。
ベランダやバルコニーを増築する場合、費用相場は50万円からになります。高額な場合は100万円以上することもあります。
■ベランダやバルコニーを新たに設置するリフォーム
続いてベランダを新たに設置するリフォームと、ベランダをリノベーションするリフォームについてご紹介いたします。
・窓にベランダを設置するリフォーム
ベランダやバルコニーを後付けする場合、安いものだと30万円からが相場となります。
家庭菜園やガーデニング用の小さなベランダであれば、低予算で設置できますが、洗濯物を干したりくつろぎスペースを作りたい場合は、100万円ほど必要になるケースもあります。また、1階部分を拡張して広いベランダを設置したい場合は300万円以上が相場です。
ベランダやバルコニーを後付けする場合は、必要な広さと施工方法についてリフォーム会社とよく相談することが大切です。
・ベランダをリノベーション(交換する)リフォーム
既存のベランダやバルコニーを丸ごと新しいものに交換したい場合、設置費用だけでなくメンテナンスのしやすさに着目するのもポイントです。
たとえば、アルミ製はスチール製よりも錆が発生しにくいため、メンテナンス費用を抑えることが可能です。
ベランダのリノベーション費用の相場は60万円以上からになります。
ウッドデッキなどに変更する場合は100万円以上かかることもあります。素材によって塗装が必要なものもあるので、追加で必要になる工事がないかも確認しておきましょう。
■ベランダリフォームで考えておきたいこと
ベランダリフォームをする際には、いくつか考えておきたいことがあります。なんとなくでリフォームを行うと後悔しかねません。
こちらではベランダリフォームで考えておきたいポイントを4つご紹介いたします。
・ベランダに適した床材は?
ベランダは屋外にあり、雨風にさらされるため見た目だけで素材を選ぶと劣化が早いものかもしれません。見た目だけでなく、耐久性に優れた素材を選びましょう。
人気がある素材はアルミです。アルミはスチールに比べて耐久性が高く、手入れも簡単です。また、傷などにも強いため屋外であるベランダの床と非常に相性がいい素材といえます。
木目の素材を選びたい場合は、樹脂製のものにすると耐久性が高いのでおすすめです。
・柵の高さはどうする?
ものを落としたり、お子さんが落下しないように安全面を配慮して考えておきたいのが柵の高さです。柵が低いとお子さんが登ってしまうこともあります。
建築基準法では、2階以上にバルコニーを設置する場合、1.1m以上の高さの柵を設置することが義務付けられています。
小さなお子さんがいる家庭では、柵を設置する際にエアコンの室外機が台にならないよう、場所に気を付けることも重要です。
・日当たりと風通し
日光や雨風を防ごうと大きな屋根をベランダの上に付けると、今度は採光量が不十分になってしまうことがあります。また、柵ではなく壁を設置すると風通しが悪くなるため、使用目的によっては適さなくなるでしょう。
家庭菜園をしたい場合や、洗濯物を干したい場合は壁を避けて柵にする、屋根を大きくし過ぎないなども考えておくことをおすすめします。
・防犯対策
風通しがよく、採光量が十分なベランダは使い勝手がよくても、防犯面の対策が必要です。洗濯物や住宅の中が見えやすい状態になっているため、バランスを考えましょう。
簡単な対策として、フェードを活用する方法などがあります。フェードは必要なときにだけ出せるので、とても便利です。
防犯についてはリフォーム会社とよく相談して決めるようにしてください。
■ベランダの防水加工の種類
ベランダの床材に施せる防水加工は、使用する素材によって特徴があります。こちらでは一般的によく用いられる3種類の防水加工についてご紹介いたします。
・ウレタン防水
ウレタン塗料を塗る防水方法で、対応できる素材の種類が非常に豊富です。相場は1㎡あたり3,000~7,000円程度で、耐用年数も10年以上と長い特徴があります。
ただし5年程度を目安に、表面を塗り直すメンテナンスが必要です。
ウレタンは伸縮性があり、ひび割れに強いため、複雑な形のベランダでも施工しやすくなっています。簡単な作業なので低価格、短時間での施工も可能ですが、職人によって仕上がりに差が出やすいデメリットもあります。
・FRP防水
FRPとは繊維強化プラスチックのことです。最近の住宅では、FRP防水を使用している住宅が一般的で、繊維強化プラスチック製のシートを貼った後に塗料を塗って仕上げます。相場は1㎡あたり4,000~8,000円程度です。ウレタン防水と同じく、表面は5年おきに塗り直しのメンテナンスが必要になります。
防水性、耐熱性、耐久性に優れていますが、伸縮性は少ない素材です。そのため、地震や紫外線によってひび割れを起こしやすくなっています。また、ほかの防水リフォームに比べると費用相場も高いことがデメリットです。
・シート防水
シート防水はゴムや樹脂などで作られたシートを床材に貼り付ける防水方法です。そのため、複雑な形のベランダには施工できないことがあります。相場は1㎡あたり2,500~7,000円ですが、既存のシートがある場合は撤去費用が追加で発生します。素材によって異なりますが、多くの場合は5年ごとに表面の塗り直しが必要です。
伸縮性が高い素材なので下地の亀裂にも対応ができ、FRP防水よりも費用を抑えられるでしょう。ただし、シートが薄いため耐久性はそれほど高くありません。また、凹凸のある床には使用できないことがあります。
ベランダやバルコニーがあると非常に便利です。高い場所に設置するため、安全性を確保するためにも実績が豊富なリフォーム会社に依頼しましょう。
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