【和室収納の考え方】和室収納を見直して片付け上手になろう!

「和室の収納は使い勝手が悪い」と感じるときはありませんか?

もしかすると、ライフスタイルが変わった現代の日本人にとって昔ながらの和室収納が合わなくなってきているのかもしれません。

和室収納を使い勝手の良い収納にリフォームすることで、煩わしい問題が解決できるかもしれません。

今回は和室収納をリフォームするメリットや費用についてご紹介いたします。

 

■和室収納をクローゼットにするには

一口に「和室収納を使い勝手の良い収納にリフォームする」といっても、収納には様々な種類があります。

・収納の種類

和室収納のリフォームでもっとも多いのがクローゼットへの変更です。

収納スペースを拡張してウォークインクローゼットにするリフォームも人気があります。

ほかにも、和室収納の足元に造り付けのスライド式収納を増設するという方法もあります。スライド式収納であれば和室収納の奥行きを無駄にせず活用できます。

<基本のクローゼット>
押し入れの中棚を解体・撤去して、新たにパイプハンガーを設置するリフォームです。
壁や床も補強して、ふすまから扉に変更します。

工期は3日程度、費用は8~20万円程度が相場ですが、収納部分の広さや施工前の状態、オプションの追加によって前後します。

<ウォークインクローゼット>
和室の壁を解体したり補強したりと大規模な工事が必要になるため、費用は20~50万円程度が相場です。

ウォークインクローゼットには、壁面に沿ってパイプハンガーを取り付けるタイプや壁に収納棚を設置するタイプ、市販のユニット棚を取り付けるユニットタイプなどがあります。

<スライド式収納>

スライド式収納

押入れの奥行きを活かして、スライド式の収納家具を取り付けるリフォームです。
家具は作り付けのため、リフォーム業者にオリジナル家具としてオーダーします。

<簡易的クローゼット>
施工内容は基本のクローゼットと似ていますが、簡易的クローゼットの場合はふすまをそのまま使用します。
そのため、費用は2万5,000~10万円程度で、工期も半日~1日程度で完了します。

・リフォーム費用の相場

和室収納をクローゼットにリフォームする場合、空間の大きさによって異なりますが一般的には10~20万円くらいが相場になります。

壁にクロスを付ける、仕切りや棚を付けるといったオプション工事によって工事費用が追加されます。

 

■和室収納をクローゼットにするメリットとデメリット

和室収納をクローゼットにすることでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

・メリット

メリットとして衣類が保管しやすくなるという点が挙げられます。

和室収納の場合、衣類を畳んだ状態で保管しますが、クローゼット内にハンガーパイプを設置すれば、厚手のアウターやスーツ、ロングコートを吊り下げた状態で保管しておくことができます。足元の空いたスペースに鞄や靴用の棚を設置して、空間を有効活用することもできます。

・デメリット

和室に布団を敷いて寝ている場合、布団を収納する場所がなくなってしまいます。

また、和室収納をそのままクローゼットにすると奥行きがあり過ぎるので、空間を上手く活用する方法を考えなければなりません。

 

■和室収納からクローゼットにする注意点

和室収納をクローゼットにする場合、何に気を付ければいいのでしょうか。

・床に注意しよう

空間が広いからといって全てクローゼットに収納していると、荷物の重さに耐えきれず床が抜けてしまう危険性があります。

木造住宅の場合、1㎡あたりの長期積載荷重は180kgとなっており、使用している床材や床板によっては重量オーバーになってしまいます。和室収納をクローゼットにする場合は、施工業者と耐荷重量についてよく話し合いましょう。

・結露対策をしよう

クローゼットの中は通気性が悪く、結露が発生しやすい環境です。

大切な洋服や鞄などを結露から守るためにも、床に簀の子を敷くなどの対策が必要です。

・調湿も考えよう

構造上、和室収納は調湿効果があり夏場でもカビが発生しにくいのが特徴ですが、クローゼットにリフォームすることで調湿効果が失われ湿気によるカビが発生しやすくなります。内部に調湿効果のある建材を採用したり、通気口を設けたり、電源を確保して除湿器を稼働させるなどカビ対策をとりましょう。

・奥行きを考えよう

和室収納の奥行をそのまま残してクローゼットにリフォームすると、奥行きがあり過ぎてデッドスペースができてしまいます。着工する前に使いやすい奥行きについて考えましょう。

和室収納をクローゼットにすることで、用途の幅が広がり、使い勝手が良くなることでしょう。クローゼット内部の湿気やカビの対策がしっかりとれれば、快適に使うことができます。和室収納をクローゼットにリフォームしたいという方は、是非一度アートリフォームまでご相談ください。

 

■クローゼットの扉を選ぶポイント

クローゼットの扉を選ぶポイント

クローゼットの扉は開閉方法やデザインなど、さまざまな種類から選べます。

・クローゼットの扉にも種類がある

主に使用される扉は3種類あり、開閉方法によって使い勝手が異なります。

<折れ戸>
クローゼットの扉に最も多く採用されています。
複数の扉が蝶番でつながっており、開く際は扉が蛇腹に折りたたまれる仕組みです。
大きく開口するため、中の様子が一目瞭然で衣類や荷物を取り出しやすいメリットがあります。

<引き戸>
横にスライドして開くタイプで、クローゼットの前にものを置いていてもストレスなく開閉できます。

和室収納はふすまが2枚1組の引き違いになっているものが多いため、クローゼットにリフォームした後もふすまと同じ感覚で利用できます。

<開き戸>
取っ手を持ち、手前に引っ張って開くタイプです。
1つの動作で全開できるため、中の様子がわかりやすいものの、扉を開閉するスペースが必要です。

・扉の色はイメージに合わせて選ぶ

クローゼットの扉は、部屋の雰囲気に合わせてデザインを選ぶことがポイントです。
木目調の扉を選べば温かく優しい印象に仕上がり、白色など明るい色の扉を選べば圧迫感を減らして部屋を広く感じられます。

 

■和室を洋室に変更するリフォームも人気!

和室を洋室に変更するリフォームも人気!

和室を洋室に変更する場合は、どの程度までリフォームするのかを検討しましょう。

・畳をフローリングに張り替える

畳をフローリングに変更する場合の費用は9~35万円、クッションフロアの場合は8~18万円が相場です。

畳を撤去した後は、床の高さを調整したり断熱材を補充したりと追加の工事が必要になるので、床材を選ぶ際は機能性と予算のバランスを考えましょう。

・天井と壁にクロスを張る

クロスを張る場合の費用は、10~20万円が相場です。
和室は柱を露出させた土壁が多いため、表面を加工する工事費用が別途かかります。

・ふすまをドアに交換する

ドアを交換する場合は、洋風の引き戸への交換がおすすめです。
敷居を変えて隣の部屋との段差をなくす作業だけで済むため、大規模な工事が必要ありません。

費用は3~20万円が相場です。

・和室全体をリフォームする場合

先述のリフォームをまとめて行う場合の費用は、6~8畳の和室で25~100万円が相場です。

ただし、下地の状態によっては追加工事が発生して費用が高騰する可能性があります。そのため、リフォーム業者に現状を調査してもらったうえで費用を確認しましょう。

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