100を超える案件から見えた。生活を便利にする動線・間取りのポイントをプロの目線で解説

100を超える案件から見えた。生活を便利にする動線・間取りのポイントをプロの目線で解説

住宅の動線や間取りに関するお悩みを抱える方は少なくありません。

「動線が悪く、効率よく家事ができない」「水回りの使い勝手が悪い」「間取りがライフスタイルに合っていない」「部屋が実際より狭く見える」などをよく耳にしますが、実は少しの工夫やアイデアで解決できることもあるのです。

そこで今回は、160を超える案件を担当したベテランアドバイザー糸数翔吾氏の経験をもとに、生活を便利にする動線・間取りのポイントをプロの目線で詳しく解説いたします。

100を超える案件から見えた。生活を便利にする動線・間取りのポイントをプロの目線で解説

■動線&収納にこだわった家にするための3つのポイント

動線&収納にこだわった家にするための3つのポイント

お子様が独立されたため、夫婦それぞれのスペースとお子様家族が帰省された際に寝泊まりできるスペース、またそれぞれがプライベートな時間を過ごしながらも、コミュニケーションを取りやすい空間の実現に向けてリフォームを行いました。

まずは、こちらの事例を通して3つのポイントをご紹介いたします。

・状況に合わせて変化する間仕切りを取り入れる

状況に合わせて変化する間仕切りを取り入れる

6畳ほどの小上がりの和室に、間仕切りを採用しています。

この間仕切りは「間仕切り開閉壁」と呼び、必要な際に引き出せば簡単に空間を仕切れるタイプです。木製の扉ではなくスクリーンに近いため、女性でも軽々と動かせます。不要な際は部屋の隅へコンパクトに収納でき、広々とした空間を邪魔しません。

この間仕切りのパネル部分は光を薄く透過させるので、閉め切った際にも部屋が暗くならず、お互いの存在を感じつつプライベートな時間を過ごすことができます。

また、和室を小上がりにすることで収納スペースが増やせるメリットもあります。横幅に加えて十分な高さもあるため、収納力は抜群です。

・あえて空間を完全に仕切らないという選択

あえて空間を完全に仕切らないという選択

テレビ裏の壁の天井付近を開口し、あえて半個室に仕上げました。

リフォーム前はカーテンで仕切ってワークスペースを確保されていたようですが、完全に仕切らないことでコミュニケーションが取りやすいだけでなく、空調が効きやすくなる、各照明の光で部屋全体が明るくなる、また天井の奥まで見せることで部屋を広く感じさせるなど多くのメリットが得られます。

さらにリビング側からは見えませんが、テレビ裏の壁には大量の本を収納できる収納力も備えています。テレビ裏はワークスペースとして使用でき、パソコンや周辺機器の設置も可能です。仕事をする場所としてはもちろん、趣味を楽しむ場所としても活用できます。

・各部屋へのアクセスは廊下の設計次第

各部屋へのアクセスは廊下の設計次第

玄関からキッチン、寝室、リビング、和室など廊下を介して各部屋へアクセスできます。

帰宅後すぐにキッチンへ向かい料理をしたり、寝室のウォークインクローゼットに上着を掛けたり、リビングや和室で一休みをしたりなど、目的に応じて回遊できる間取りです。生活は動線の良し悪しで大きく変わります。

そのため、家族全員が便利で快適に暮らせるよう、業者とよく相談して廊下の設計にもこだわることがポイントです。

また、ウォークインクローゼットは、お持ちの服に合わせてレイアウトを決めるとより使い勝手がよくなります。

■デザインも生活動線もおしゃれにする3つのポイント

デザインも生活動線もおしゃれにする3つのポイント

「かっこいい家にしたい!」というご希望から始まり、おしゃれで個性的なデザインでありながらも家事動線のよい空間を実現するため、リフォームを行いました。

デザインはもちろん、間取りにもさまざまな工夫を施した事例です。次は、こちらの事例を通して3つのポイントをご紹介いたします。

・空間は必ずしも真四角でなくてもよい

空間は必ずしも真四角でなくてもよい

家具が設置しやすい理由から、部屋は四角いほうがよいと思われがちです。しかし、大胆に玄関ホールとWICの壁を斜めに区切ることで、玄関ホールを広く見せられます。開放感があるだけでなく、手前が広く、奥が狭い形になっているため、遠近法により廊下が長く見えるのもポイントです。

また、日本の住宅ではクロス仕上げが主流ですが、斜めになっている壁には壁面パネルを採用しています。今回選択したパネルは、本物の木を割ってつくられた木のタイルのようなデザインです。ダウンライトで照らせばくっきりと陰影が目立ち、個性的な印象を与えられます。

玄関は住宅の顔です。広さだけでなくデザインにもこだわると、おしゃれでインパクトのある空間に仕上がります。

・水回りの位置・向きで空間の使い方が変わる

水回りの位置・向きで空間の使い方が変わる

キッチンや洗面化粧台、洗濯機など水回りの位置・向きを変更しています。リビングから洗面室へ出入りできるようにすることで家事動線がよくなり、また帰宅後すぐに手を洗ってリビングに直行できるのもコロナ禍の現在では大きなメリットです。設備の位置や向きを少し変えてみるだけで、動線が劇的に改善することもあります。

また、キッチンの壁にはヘリンボーン柄のパネルを採用しています。マンションの場合、フローリングにヘリンボーン柄のパネルを張るのは難しい傾向にあるためです。

その他、照明のスイッチにはトグルスイッチを採用するなど、細かい部分までこだわってデザインすることも、おしゃれな空間に仕上げるポイントです。

・過ごしたい時間からイメージして間取りを決める

過ごしたい時間からイメージして間取りを決める

キッチンからリビングやダイニングまで目が届くため、ご家族がリビングまたはダイニングで過ごしていてもコミュニケーションが取りやすい間取りにリフォームしています。

今日、インターネットや雑誌などで、すてきな住宅の写真を目にすることが多いのではないでしょうか。

しかし、すてきな住宅だから暮らしやすいとは限りません。それぞれのライフスタイルによって暮らしやすい空間は異なるため、家族とどんな時間を過ごしたいのかを最初にイメージすることが非常に重要です。

特にお子様がいる場合、成長の過程をイメージしながら間取りを考えることもポイントです。これまでより家族で過ごす時間を大切にできる間取りを叶えましょう。

アートリフォームは豊富な経験をもとに、お客様のお気持ちに寄り添いながらリフォームプランをご提案いたします。

また、アートリフォームではイベントを開催しており、無料でのご相談も承っております。リフォームに関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお越しください。

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