トイレの床は定期的にリフォームしよう!【放置すると起こること】

毎日使う場所は清潔感が必須ですよね。トイレや浴室といった衛生に係わりが深い場所が汚いと、気分が悪いという方も多いと思います。特にトイレの床はアンモニアによって変色しやすく、こまめに掃除をしていないとすぐに汚れてしまう場所です。忙しいと放置してしまう方もいるかもしれませんが、場合によっては大変なことに繋がることも…

そこで今回はトイレの床をリフォームするポイントなどをご説明いたします。

■トイレの床の交換サイン、見逃していませんか?

トイレの床はどんな状態になれば交換を考えた方が良いのでしょうか。

こちらではリフォームを考えるべきサインとリフォームの目安時期をご紹介いたします。

・汚れ、傷、変色はリフォームのサイン

トイレは毎日使う場所なので、きれいで快適な空間を保ちたいと思う方は多いと思います。

「掃除をしたけれど、汚れが落ちない…」「傷や変色が目立つ…」トイレの床がそんな状態になっている場合は早めにリフォームをしましょう。

まだトイレの本体が使えるから…と先延ばしにしていると、どんどん床の劣化は進んでしまいます。

・リフォームの時期はどれくらい?

トイレは床材に使われることが多いクッションフロアや複合フローリング。

耐用年数はクッションフロアが10年程度、複合フローリングは10~15年程度となっています。特に目立つ問題がない場合でも、早めに交換をしておくことで快適な空間をキープすることができますよ。

■トイレの床を放置するとこんなことに!

「見た目が多少悪くてもまだ使えるから」とトイレの床の汚れを放置することで厄介なことになってしまうことがあります。

・腐食を起こして変形

トイレは湿度が高く、非常に腐食を起こしやすい場所です。

腐食を起こした木材は、板が変形して浮いてしまうこともあるため、トイレの床に木材を使用している場合は注意が必要です。

クッションフロアも接着剤が剥がれて浮くことがあるので、トイレは床材の種類を問わず気になる点が見つかったら早めに対応するようにしましょう。

・基礎から工事が必要に

床の異変をそのまま放置していると、住宅の基礎にまで影響を与えてしまいかねません。
歩くとふわふわとした感触がある場合は急いで床材を張り替えましょう。

基礎が傷んでいる場合は、トイレ本体を退けて基礎の修復作業も必要になるため費用も大掛かりなものになります。

■腐食かも?と思ったら

腐食かもしれないと思った場合はできるだけ速やかに対処しましょう。

・まずは床の状態を確認

まずは床の状態を確認します。トイレの床にフローリングを使用している場合、腐食するとフローリングが変形して浮いているような状態になります。
また、クッションフロアを使用している場合は接着剤が剥がれて浮いてきます。
もし、床にふわふわと柔らかい感触があるなら、おそらく腐食のサインです。さらに進行すると基礎部分にまで腐食が及びますので、範囲が広がらないうちにリフォームを行いましょう。

・トイレの床が腐食する原因は何?

トイレは水漏れや水はねによって腐食しやすい場所です。さらに湿度が高くなりやすいので、床や壁は非常に湿りやすくなっています。便器に結露が発生する場合は、湿度が原因となることが多いです。
湿度が溜まりすい場合はリフォームと併せて、壁材を調湿機能があるものにする、換気扇をつけるなども併せて行うことをおすすめします。

・DIYで修復は可能?

床の貼り換えだけならDIYでも可能です。しかし、腐食が進んでいる場合は便器を外さなくてはならない場合もあります。便器を外す場合は水道工事の資格が必要なので、DIYでは修復ができません。
また、DIYで一時的に回復させることができても、原因が解決できていないため、再度腐食が発生する可能性があります。床の腐食に気付いたときはリフォーム業者に相談することをおすすめします。

■腐食したトイレの床をリフォームする前に知っておきたいこと

腐食したトイレの床をリフォームする場合はこちらの4点を押さえておきましょう。

・土台から修復が必要

土台が腐食している場合、土台の修復も必要になります。そのままにしておくと土台部分の腐食が進行してしまうため、一度腐食した部分をすべて取り除いて、新たに土台を入れる必要があります。
特にトイレが1cmほど沈んでいる場合や、便器がぐらぐらする場合は土台の確認を行うようにしましょう。

・工期

床材の張り替えだけであれば3~8時間程度で終わります。しかし、土台にまで腐食が進んでいる場合は1日かかります。リフォーム作業中はトイレが使えないので、リフォームに時間がかかるような状態になる前に対処しましょう。

・費用相場

トイレの床をリフォームする場合、トイレの広さや床材の種類によって費用が異なります。
もっとも安く施工できるクッションフロアを1畳のトイレに使う場合は3万円前後ですが、タイルをつかう場合は10万円ほどかかることもあります。
また、床下にある土台を交換する場合は別途10万円ほどかかります。費用は腐食している部分によって前後しますが、1㎡あたり10~20万円ほどを目安にしておきましょう。

・火災保険の対象になる!?

火災保険に加入している方は多いと思いますが、実は条件によってトイレの床のリフォームは火災保険に適用されることをご存知でしたか。
火災保険の前提は「予測できない突発的な事故」が原因である場合です。給水管の破裂が原因で水漏れが起きて床が腐食したなどであれば、火災保険が適用されることがあります。
火災保険で補償される範囲は工事の内容や損傷の具合によって異なりますので、火災保険を使いたい場合は火災保険の申請経験がある業者を選んで相談してみてください。

・放置は厳禁

「今はまだ問題なく使えているから大丈夫」と思って腐食した床を放置することはやめましょう。住宅に穴が開くと、リフォームの金額も大幅にアップしてしまいます。
また、腐食の放置は床が抜けるだけでなく、シロアリの発生や木材腐朽菌の発生原因になります。木材腐朽菌やシロアリが発生すると、住宅全体の耐久性が大幅に低下するので安全な暮らしを送れなくなってしまいます。

■腐食する前にトイレの床をリフォームしよう!

大掛かりなリフォームが必要になる前に、トイレの床をリフォームしてしまいましょう。
最後にトイレの床をリフォームするポイントをご紹介いたします。

・費用相場はどれくらい?

トイレはそれほど大きなスペースではないため、恐らく1~2畳のご家庭が多いのではないでしょうか。狭い範囲の床材の張り替えは1日程度で終わることがほとんどです。

費用は通常のフローリング、クッションフロアともに1畳あたり4万円前後、タイルなら5万円前後、防汚機能などがついた高機能なタイルでは10万円程度になります。

・トイレの床に適している床材は?

トイレの床は飛び散った水やアンモニアによって汚れやすいため、無垢材のフローリングを使用するとすぐに汚れが目立つようになります。そのため、お手入れが簡単で汚れに強い床材を選ぶことがポイントです。

おすすめの床材は、クッションフロア、タイル、フローリングの3つです。
特にクッションフロアは耐水性・耐汚性に優れ、お手入れがしやすいので大変重宝します。
デザインも豊富でリフォームの費用も少なく済むため、こだわりがなければクッションフロアをおすすめします。

トイレ専用の機能性床材もありますが、高価なものが多いので予算と相談して決めるようにしましょう。

・注意点

トイレの床材をリフォームする際、トイレに段差をつける方もおられます。
トイレでスリッパを使う場合、段差が扉の開閉の邪魔になってしまうことがあります。
トイレに段差をつける場合は、十分広さを確認してからにしましょう。

また、トイレ掃除をしやすくするために床に排水溝をつけたいという方もおられると思います。掃除の際には非常に便利ですが、あまり頻繁に使わなければ排水溝の中が乾燥して下水の臭いが上がってくるという問題が発生します。

毎週何度も水を使って掃除をするならともかく、月に1度くらいの掃除であれば臭いの原因になりやすいので注意しましょう。

トイレの床は汚れやすいため日頃からこまめにお手入れをすることが不可欠です。
また、トイレは多湿になりやすいので、カビや雑菌の繁殖を防ぐためにもしっかり換気することを意識しましょう。

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■トイレの床にフローリングを取り入れたいときの方法

トイレの床にフローリングを取り入れたいときの方法

トイレを温もりある落ち着いた空間にしたいときは、フローリングに代表される木目を取り入れるのがおすすめです。
穏やかな見た目が特徴の、扱いやすい床材をご紹介いたします。

・複合フローリングを使う

複合フローリングは、無垢フローリングのように自然な風合いが特徴です。
色や素材の種類が多く、トイレの雰囲気に合わせて選べます。
水や汚れ、薬品に耐性があるものを選べば、使用時や掃除の際にも安心です。

・複合フローリングに張り替える費用相場

張り替え費用は、今の床材の解体処分費用や新たなフローリング材の価格によって異なり、総額で7~8万5,000円くらいが相場です。
下地の補修が必要なら追加で費用が発生するため、リフォーム業者に見積もりを依頼しましょう。

・こんな方法もおすすめ

複合フローリングの他にも、フローリング調の床材を取り入れる方法はあります。

<クッションフロアを使う>
塩化ビニール製の床材で、水や汚れに強く、メンテナンスの手間がかかりません。
価格が手頃なうえ耐久性も高いので、コストパフォーマンスのよい床材として人気があります。
特に明るい木目や白い木目など、デザインが豊富です。

<フロアタイルを使う>
クッションフロアと同じ塩化ビニール製ですが、フロアタイルのほうが固く、本物に近い高級感があります。
価格はやや高めですが、見た目と機能性、扱いやすさのバランスがとれたおすすめの床材です。

■トイレの床材を選ぶときのポイント

 

トイレの床材を選ぶときのポイント

色や柄の種類が多く、選ぶときに迷うかもしれません。
床材を選ぶポイントをご紹介いたします。

・色によって汚れの目立ち方が変わる

明るい色は汚れが目立つため、掃除がしやすい反面、使用中に汚れが気になるかもしれません。
暗い色は目立ちにくいがゆえに汚れに気付きにくく、掃除の手間と時間がかかります。

・素材によって掃除のしやすさが変わる

複合フローリングやクッションフロアなど、素材によって掃除のしやすさが異なります。
水や薬品に強いものは、こまめに拭き掃除をしても傷みにくく、長持ちするのでおすすめです。

・床材を選ぶ順番は素材から

床材を選ぶときは、先に素材を決めてから好きな色を探しましょう。
先に色を決めてしまうと、素材が適さないとわかった時点で、探し直さなければなりません。
素材の特徴を把握したうえで色を絞れば、床材選びがスムーズに進められます。

■トイレの床材は機能にこだわろう

トイレの床材は機能にこだわろう

トイレを心地よく使うために、床材の機能性にもこだわりましょう。

・掃除がしやすい素材か

表面に凹凸が少ない素材であれば、すき間に汚れが入り込まず、髪の毛やホコリが取りやすくなります。

・水分・洗剤・アンモニアに強い素材か

トイレの床材は、水分や洗剤、アンモニアに強く、浸透しにくいものがよいでしょう。
吸収性のある素材だと、染み込んだまま内部に広がり、腐食やカビの発生、しみ、においが残ってしまいます。
表面に加工を施した床材であれば、成分の浸透を抑えられるうえに、掃除も楽になります。

・耐久性のある素材か

トイレの床のリフォームは、便器を外して行わなければきれいに仕上がりません。
万が一耐久性の低い素材を選んでしまうと、床材を交換する度に便器を外す費用がかかってしまい、負担が大きくなります。
素材の耐久性はトイレの環境次第で短くなるので、必要に応じて耐久性を維持する対策を施しましょう。

・壁紙と相性のよいデザインか

壁紙の雰囲気に合う床材を選んで、おしゃれなトイレにリフォームしましょう。
壁紙にも傷みがあるようなら、床と一緒にリフォームするのがおすすめです。
まとめてリフォームすると、トイレのイメージがガラリと変わり、何度もリフォームをする手間が省けます。

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